目次
ホームセンターで安いカーポートを購入するメリット
リーズナブルな価格でカーポートを設置することができる
ホームセンターでカーポートを購入するメリットはなんと言っても、メーカー品より安く設置できることです。
大型チェーン店のホームセンターは、商品を大量に発注してカーポートの単価を抑えることができます。
カーポートを購入する方法は
- 地元のホームセンターで購入して工事も依頼
- 注文住宅で家を建てる場合は、ハウスメーカーに外構工事と一緒に依頼
- 地元の外構業者に、購入と設置工事をおまかせ
- ネットショップで自分で探して購入・設置工事を依頼
と色々ありますが、ホームセンターはネットショップと並んで、カーポートを最も安くカーポートを設置できます。
ホームセンターには、「オリジナルブランド」のカーポートがある
ホームセンターには、他の店では売っていない、各ホームセンターでしか販売していない「オリジナルブランドのカーポート」があります。
オリジナルとは言っても、大手メーカーで製造されていますので、性能も問題ありません。
お住まいの地域の、外構エクステリアが得意な業者が表示されます。主要メーカー(LIXIL・YKK AP・三協アルミ)ほほぼ全ての製品の費用・見積もりの比較が簡単3分でチェックできます。
全国にお店があるので、展示品を確認したり、販売員と対面販売ができる
ホームセンターの場合は、全国に店舗がありますので、実際にお店に商品を見て、販売員に直接質問することも可能です。
カーポートを安く買おうとした場合、最近はネット販売も選択肢に入ります。
ネット販売は、インターネットに慣れた人はいいですが、実際に商品を見ることができず、質問したい場合などスタッフとの意思疎通に問題があることもあったりします。
ホームセンターは身近な地元にあるので、気軽に行けるのもメリットの一つです。
カーポートの「購入と工事」をセットで依頼できる
「ホームセンターは、商品を販売するだけ」というイメージがあるかも知れませんが、カーポートを購入すると、設置工事も行ってくれます。なので、工務店を探す手間が省けます。
ホームセンターで安いカーポートを購入するデメリット
オリジナルカーポートの耐風圧性能がメーカー製品より劣る
ホームセンターのオリジナルブランドのカーポートは、「安い」ですが、LIXILやYKK APなどのメーカー品より耐風圧性能は、若干落ちるところがあります。
国内有名メーカーのカーポートの耐風強度は、「風速38m/秒相当」に対して、ホームセンターオリジナルカーポートは「風速34m/秒相当」が一般的です。
LIXIL・YKK APなどメーカー | ホームセンターオリジナルカーポート |
---|---|
風速 38m/秒相当 | 風速 34mm/秒相当 |
オリジナルカーポートの「風速34m/秒相当」という強度は、メーカー製品の一世代前の製品程度です。ですが、台風時の風が強い地域以外では、通常使用に問題ありません。
下の日本地図(国交省の風速基準)を見れば、どこが台風の時に激しい風が吹くのかが分かります。
耐風圧強度に気をつけた方がいい地域はどこ?
関東地方で言えば、「千葉県の房総半島」、四国の「高知県・徳島県県の海に面した地域」。九州の「鹿児島県の南方」。あと、特に沖縄県は、台風の暴風域に入ることで有名です。
上記の地図の「赤い色の地域」に加えて、「黄色の地域」の方は耐風圧の強度に注意が必要です。
「白・青・緑色」の地域に住んている方は、ホームセンターオリジナルカーポートで特に問題はないでしょう。
最近は、大雨・強風の気象現象によって生じる災害が増えているので、万が一の事が気になる方は、国内メーカーの耐風強度の性能が高い製品を選びましょう。
カーポートの専門知識があるスタッフが居ないこともある
ホームセンターによっては、カーポートの商品知識があるスタッフがいるところもありますが、メーカーごとの製品の特性や、カーポートの工事についての専門的な知識を持っていない可能性の方が大きいでしょう。
ホームセンターの工事は下請けに「お任せ」のことが多い
カーポートの工事の受付は、ホームセンターですが、実際に工事を請け負うのは別の業者になります。
建設業界ではよくあることですが、ホームセンターが工務店に工事を発注すると、工務店がまた下請けの外構業者に発注することになることが多いです。
工務店は外構業者にから見積もり金額に利益を乗せますので、中間マージンが発生します。
大した金額ではないので、「カーポート購入と工事を一緒にできるので良し」とするかはユーザー(客)次第になります。
また、ホームセンターからの工事業者は、単価の良い仕事が回ってこないことがあるので、悪くいうと「なげやり的」な工事になってしまう、という傾向が多少見受けられます。
ホームセンターのカーポートが安い本当の理由は?
ホームセンターのカーポートが安い一番の理由は、日本全国の店舗に大量に販売することができるので、単純に単価を安くできるところです。
一方、価格の面ではホームセンターには勝てない外構業者が、お客に「なんで同じ製品なのに、ホームセンターの製品が安いのか?」と聞かれた時に説明する際に、
ホームセンターのオリジナルカーポートは「アルミの肉厚が薄く製造されている」から
という話をよく聞きます。
ホームセンターのオリジナルカーポートの製造は、国内の有名メーカーで作られていて、メーカーのものと形、サイズまでも全く同じで、商品名だけが違うものが多くあります。
なぜホームセンターのカーポートは安いのか?・・・それは、
ということになります。
ホームセンターのカーポートの耐風強度が若干弱いのは数字に表れていますが、アルミが薄いかどうかは、外構業者が言ってるだけで、公表されている訳では無いので、実際はどうか分かりません。
同じメーカーで製造されていて、サイズも同じなのに、強度に違いが出るのには、何か原因があるはずです。
以上の点を踏まえると、外構業者が言う「アルミが薄い」のが、安い理由というのも、頷ける部分もあります。
推測ですが、メーカーにとって、大量に発注してくれるホームセンターは大切なお客ですが、全く同じ製品を卸していては、差別化ができなくなります。
メーカーは、自社の商品のブランドが第一なので、ホームセンターオリジナルカーポートに関しては、アルミの量を最低限にして、ホームセンターと合意した上で、意図的に耐風圧強度を若干弱くしているのかもしれません。
外構エクステリア専門家のプランやアドバイスは、直接聞く機会はあまりないかもしれません。こちらは無料で、プラン・見積もりを取っても、外構工事を依頼しなくても大丈夫なので、気軽に確認してみましょう。
まとめ:ホームセンターで買っていい人、良くない人
ホームセンターは安くカーポートを購入できますが、メーカー製品と比べて耐風圧強度が若干弱いので、「台風の際に暴風域に巻き込まれる可能性のある地域の人」は控えた方がいいでしょう。
逆に言えば、台風の影響を受けにくい地域であれば、ホームセンターのオリジナルカーポートでも問題ありません。
あとは、どうしても安くカーポートを設置したい人は、ホームセンターで展示品を見てみることをおすすめします。
カーポートを“最安値”で設置するには、複数の見積もりを比較することが必須
カーポートは安いものだと十数万円から数十万円、高いものだと、百万円以上の大きい買い物。
「カーポート設置費用(工事費込み)の相場価格はある」とは言え、ユーザーに渡るまでの【仕入れ価格の違い】はどうしても出てきます。1台用の安いカーポートでも数万円以上の違いが出ます。2台用や1台用でも堅牢な100万円以上の高額なものだと十数万円〜の違いがでてくることも普通にあります。
また、業者により【工事費の違い】もあるので、依頼する業者によって、最終的に数万円の差がでます。
損をしないで、カーポートを設置するには複数社の見積もりを比較ができる「一括見積もり」がおすすめです。
- 地元対応の、複数の外構・エクステリア専門家から役立つアイデア&アドバイスが受けられる
- 複数の優良な外構・エクステリア専門店から、無料でカーポート設置の【 費用・見積もり書 】がもらえる
- 大手から、地元の業者まで、複数社のプラン・費用を一括比較して選べる