目次
コメリブランド オリジナルカーポートの特徴
全国に1126店を展開するホームセンターのコメリでは、オリジナルブランドのカーポートを販売しています。
コメリブランドのオリジナルカーポートは、メーカー純正のエントリーモデルと比べると、機能や耐風性能が若干落ちますが、10万円台から購入できる「安さ」が人気です。
安さを最優先する人にとっては、ありがたい製品ですが、種類やスペックにこだわる人にとっては、物足りないという声もあります。
また、オリジナルカーポート以外にも、大手メーカー製の、積雪に対応する頑丈なタイプも各種類、豊富に揃っています。
コメリのオリジナルカーポートの価格帯
コメリのオリジナルカーポートは、メーカー製と比べると、安い価格設定になっています。
1台用(工事費込み価格) | 2台用(工事費込み価格) |
---|---|
134,800円~ | 268,000円~ |
コメリオリジナルカーポートの人気シリーズ商品ラインナップ
コメリのカーポートは、下記の3つのシリーズを販売しています。
- 「オリジナルカーポートV」
- 「オリジナルカーポートV DX」
- 「オリジナルポートF」
(エントリーモデル)
(屋根が、側面の一部までつながっている)
(フラット屋根)
コメリ オリジナルカーポートV
コメリのスタンダードモデルのオリジナルカーポートV。お手頃価格と必要十分のスペックを備えたカーポート
オリジナルカーポートVは、コメリの中で1番安い価格帯のカーポート。屋根はポリカボネート番で、トーメイマット色かブルー色の2種類から選べる。
また、本体の色は、ブラウン・ブラック・ステンカラーの3種類から選べる。
ホームセンターのカーポートは耐風圧強度が、メーカーで販売されているものより低いですが、心配な方は、追加オプションの脱着式サポートは、2本入で工事費込みで27,800円で追加可能。
オリジナルカーポートV DX
屋根部分が側面上部まで伸び、車への防風防水機能がアップ。
オリジナルカーポートVと比べると、側面上部まで屋根が伸びているので、より、車を雪・雨風・紫外線などから守ってくれる。
屋根色は、トーメイマット色・ブルー色の2種類から、本体の色は、ブラウン・ブラック・ステンカラーの3種類から選べる。
オリジナルポートF
住まいの外観と調和する意匠性の高いカーポート。
屋根がフラットで、スッキリした印象で、住宅と調和するデザインになっている。
価格もお手頃価格で、2台用は、商品価格が218,000円・標準工事費60,000円で合計278,000円になっている。
コメリオリジナルカーポートの耐風性能
コメリオリジナルカーポートの耐風性能については、メーカー製のカーポートは風速38m/sなのに対し、コメリオリジナルカーポートは風速34m/s相当です。
通常の使用には問題ありませんが、台風の多い地域の方は、もう少し頑丈なメーカー製をおすすめします。
コメリのオリジナルカーポートの工事費用
コメリのカーポート種類別 工事費用
コメリのカーポートの価格は「本体」と「工事費」に分かれています。工事費は収容台数と、カーポートの種類によって変わってきます。
1台用 | 2台用 |
---|---|
42,000円 | 80,000円 |
1台用 積雪対応 | 2台用 積雪対応 |
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55,000円 | 110,000円 |
1台用 折半屋根 | 2台用 折半屋根 |
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80,0000円~ | 100,000円~ |
コメリのオリジナルカーポートは、メーカー製と比べると、安い価格設定になっており、工事費込みで13万円ほどでカーポートを設置できると記載されています。
しかし注意したいのが、上に記載されている工事費には、「※発生残土回収、土間コンクリートハツリ工事費等別途」となっています。
場合によっては、工事費が大幅に上がってしまうこともあるので、事前に必ず見積もりをとりましょう。
コメリのカーポートの評判・口コミ
ホームセンターのオリジナルカーポートは、価格が安く、コスパが良いと言われていますが、Twitterで口コミを見ると、そうでもない例があります。
下記のTwitterの口コミでは、「見積もりが2倍になった」「必要ないオプションが付けらた」「土の回収で15,000円を払った」と当初の予算を大幅に上回ってしまったという声も。
コメリでカーポートの見積もりとってたんです。。
そしたら話をしていた2倍の値段の見積もりが‥
12月に申し込んで3月に見積書がきました(遅い)
✔️オプションをつけるといってない
✔️コンクリのはつりなしでいけるといってたのにある
✔️土もっていくのに15000円ほど(土持ってかれると困る#コメリ pic.twitter.com/OTRTEBswMU— もち子@ぱやちょるん暮らし (@mochiko_house) March 18, 2023
工事業者は、コメリから委託された別の会社なので、業者によって、対応や見積もりの取り方はまちまちになってしまいます。
工事業者をこちらで選べないのは、ホームセンターのカーポートのデメリットと言えます。
コメリのカーポートは確認申請してくれる?
カーポートは、建築物とみなされるので設置する条件によっては、「建築確認申請」という行政への届け出が必要な場合があります。
確認申請は、専門知識が必要な手続きなので、建築士などの専門家に依頼することになります。
コメリでカーポートを工事費込みで依頼した場合、その業者が申請してくれるのでしょうか?
答えは、コメリは工事を下請け業者へ依頼するだけなので、通常はコメリでは確認申請は受け付けていません。
心配な方は、自宅のカーポート設置工事に、確認申請が必要かどうか、事前に自治体へ問い合わせてみましょう。
確認申請が必要になった場合は、購入する際に、コメリの担当者に「確認申請をできる業者に依頼したい」と前もって相談しておくといいです。
建築基準法や都市計画法が定める「建築確認申請」が必要な場条件
- 床面積が10平方メートル以上
- 設置する住宅が、防火地域および、準防火地域である
上記の2点に該当する場合は、「建築確認申請」が必要になります。
積雪に対応する製品(50~200cm)の種類が豊富
コメリでは、オリジナルカーポート以外にも、大手メーカー製の、積雪に対応する頑丈なタイプも各種類、豊富に揃っています。
YKK AP アリュース 積雪50cm対応
YKK AP エルフージュ 積雪100cm対応
YKK APジーポートPro6000 積雪200cm対応
コメリのオリジナルカーポート人気ラインナップ(2台用)
オリジナルカーポートV 2台用
アール屋根
オリジナルポートF 2台用
アール屋根
コメリのカーポート施工例
施工例①
駐車場を拡大したい。奥の家庭菜園のスペースを土間コンクリートにして駐車場すべてに屋根も掛けたい。
敷地の奥が広いので、奥行き6mの1台用と2台用の連結タイプをご提案しました。変形敷地対応セットにて入隅カット施工しました。
エアコン室外機との位置関係などの打合せを密にしていただき、良かったです。色も住宅との調和が取れていて良いかと思います。
【カーポート】
LIXIL テリオス3000 2台用
【サイドパネル】
YKKAP 波板サイドパネル
土間コンクリート工事
カーポート設置工事
波板サイドパネル設置工事
施工例②
ポリカ屋根カーポートが古くなり、メンテナス頻度が多く維持費がかかる。耐雪強度のある折板屋根に建て替えて雪害補修の心配を解消したい。防風・防雪対策でサイドパネルも付けたい。
既設品の柱と新設品の柱位置が微妙に違ったが、6本柱の中心を基準にあわせ、極力新設品の位置に近づけてハツリ範囲・コンクリート補修範囲を最小限にする事が出来ました。
雪が降る前に施工が出来て良かった。積雪時のポリカ屋根からの落雪もなくなり、除雪が軽減されそう。サイドパネルの高さがYKKより、やや小さいが価格面で安く抑えられ満足です。
【カーポート】
YKKAP Gポート 2台用・YKKAP Gポート 1台用
【サイドパネル】
LIXIL 標準2段
既存カーポート解体・撤去工事
ハツリ工事
カーポート設置工事
コメリオリジナルカーポートのメリット
コメリリジナルカーポートの良い点は、ズバリお手頃価格なところ。デザイン性、積雪、台風強度にこだわると、1台用でも、100万円台を超えるカーポートも多くありますが、一般的な住宅に対応する強度で10万円台前半から購入できる価格はとても魅力的です。
コメリオリジナルカーポートのデメリット
ホームセンターで販売されているオリジナルカーポート全般に言えることですが、国内メーカー(LIXIL・YKK APなど)のカーポートよりもコメリオリジナルのカーポートは、台風強度が弱いです。
国内有名メーカーのカーポートの耐風強度は、「風速38m/秒」に対して、コメリオリジナルカーポート「オリジナルカーポートV」「オリジナルカーポートV DX」「オリジナルポートF」の3つは「風速34m/秒」で4m/秒ほど風速の耐風性能が落ちます。
コメリのカーポート まとめ
コメリのオリジナルカーポートは、メーカー製のエントリーモデルの型落ち程度のスペックですが、通常使用に問題はありません。
1台用が工事費込みで、10万円台から設置できるので、価格を重視する人に向いているでしょう。
積雪量が多い地域に住んでる方は、オリジナルカーポートではなく、YKK AP製の、積雪が50cmや1mに対応するタイプがいいでしょう。
カーポートを“最安値”で設置するには、複数の見積もりを比較することが必須
カーポートは安いものだと十数万円から数十万円、高いものだと、百万円以上の大きい買い物。
「カーポート設置費用(工事費込み)の相場価格はある」とは言え、ユーザーに渡るまでの【仕入れ価格の違い】はどうしても出てきます。1台用の安いカーポートでも数万円以上の違いが出ます。2台用や1台用でも堅牢な100万円以上の高額なものだと十数万円〜の違いがでてくることも普通にあります。
また、業者により【工事費の違い】もあるので、依頼する業者によって、最終的に数万円の差がでます。
損をしないで、カーポートを設置するには複数社の見積もりを比較ができる「一括見積もり」がおすすめです。
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