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4台用のカーポートの特徴と利点
4台用のカーポートの最大の特徴は、広さです。複数台用のカーポートの中でも最大です。大家族や車を複数所有している家庭向けのように思えますが、来客の車や、知人との集まり(飲み会やバーベキューなど)、作業スペースにも利用できます。
また、自転車やバイクなど、車以外の乗り物の駐車スペースとしても活用できます。他には、ガーデニング用具やアウトドアギアなどの大型のアイテムを保管するスペースとしても利用可能です。
「4台横並び」と「2台横並び×2列」どちらを選べば良いのか
予算と敷地に合わせて選ぶ
3台用や4台用の複数台用カーポートを選ぶ場合、その選択ポイントは「敷地の形状」と「価格」です。
幅が足りない敷地に「横並びカーポート」は設置できません。また自分の予算に合わせたカーポートになります。敷地の形状と価格のバランスを考慮しながら「4台横並び」、「2台横並び×2列」どちらがいいのか選びましょう。
4台横並び
4台用の横並びタイプのカーポートは、その構造上、車の出し入れがスムーズに行えます。特に、複数の車を頻繁に出し入れする必要がある場合や、駐車スペースの利便性を優先したい場合には、このタイプがおすすめです。ただし、広い敷地が必要となるため、敷地の広さを事前に確認することが重要です。
4台横並びのカーポートは、200万円以上する高額商品です。
2台横並び×2列
価格を重視する場合は、4台用の縦連棟(縦列)タイプのカーポートが適しています。このタイプのカーポートは、横並びタイプに比べてコストを抑えることが可能です。価格が安定しているため、予算に合わせて選択しやすいのが特長です。ただし、車の出し入れには少々の手間が必要になることを考慮に入れるべきです。
2台横並び×2列のカーポートは、一列に2台ずつ、合計4台の車を2段に並べて駐車する形状です。その特徴は、敷地を効率的に活用できる点です。
「4台横並び」「2台横並び×2列」の特徴とメリット・デメリット
メリット | デメリット | |
4台横並び |
それぞれの車が個別に出入りできるため、車を出す順番を気にする必要がありません。 より広い出入り口が必要な場合に適しています。 |
必要な敷地面積が広いため、敷地が狭い場合には適していません。 「2台横並び×2列」と比べて、費用が高くなる。 |
2台横並び×2列 |
敷地面積を効率的に活用できます。特に、敷地が狭い場合や形状が長方形に近い場合に適しています。 建設費が4台横並びの場合に比べて安い。 |
前列の車を出すためには後列の車を移動させる必要があります。 車の出入りが頻繁な場合には、車の移動が手間になる可能性があります。 |
4台用カーポートの工事費込み費用相場
4台用横並びカーポートは超高額製品
横並びの4台用のカーポートは工事費込みで100万円以上する高額商品です。
中央に柱がない三協アルミの「M.シェードII」「U.スタイル アゼスト」は200万円以上します。
LIXILの折半用4台用横並びカーポートも平均で150万円~ほどします。
「2台横並び×2列」は50万円~と高コスパ
「2台横並び×2列」は、後ろの車の出し入れが面倒というデメリットがありますが「横並び4台用」より安いです。
YKK APのアリュース ツイン 縦連棟や、LIXILのネスカR ワイド 縦連棟は、工事費込みで60万円~と安い価格帯のものがあります。
「2台横並び×2列」でも折半屋根カーポートは、「横並び4台用」と同等の100万円以上します。
4台用カーポートの選び方 おすすめ9選
多くの種類がある4台用のカーポートの中からどれがいいのか?選び方はポイントは、「設置する敷地の形」と「設置する地域の天候状況」です。
「設置する敷地の形」によって、横並びか、2列×2台のどちらかになります。
「設置する地域の天候状況」、豪雪地帯や毎年台風被害のある地域の場合は、折半屋根のカーポートが選択肢に入ります。
あなたのライフスタイルや、設置環境、そして天候による影響を考慮に入れて
「中央柱なし」横並び4台用カーポート
その名の通り中央柱がなく、複数の車が、それぞれの車が互いに干渉することなくスムーズに出入りできます。
横並び4台用カーポートで中央に柱がないカーポートは、三協アルミから販売されている以下の2種類しかありません。
① M.シェードⅡ
「M.シェードⅡ」は三協アルミの先進的なデザインを備えた高級モデルです。4台用では美しさを備えながら、、軽量かつ高強度のアルミ製プレートトラスを採用。200万円以上とお高いですが、細かいディテールにまでこだわったカーポートはメーカーの技術の全てを注ぎ込んだ最高グレードの製品になります。
② U.スタイル アゼスト
U.スタイル アゼストも、「M.シェードⅡ」と同じく三協アルミのおしゃれな高級モデルです。多種多様な組み合わせができる自由度の高さから「U.スタイル」=「あなた自身でデザインするスタイル」というコンセプトです。
こちらも、200万円以上と高額ですが、妥協のないデザインモデルになってます。
「2台横並び×2列」4台用カーポート
「2台横並び×2列」は、限られた敷地面積でも4台の車を収容することができる効率的な設計が特徴です。都市部や敷地面積が狭い場所に特に適しています。
③ アリュース ツイン 縦連棟
2台用アール型カーポートの新定番、「アリュース ツイン」。基本の並列2台駐車タイプを縦に2連結した、4台駐車対応です。屋根を8本の柱で支える両支持型のカーポート。
開放感のあるスマートでシンプルなデザインは、どんなご住宅にもマッチする。
2022年4月新発売の、YKK APのエントリーモデルでお求めやすい価格帯。
④ ネスカF (フラットスタイル) ワイド 縦連棟
車2台の並列駐車が可能なネスカFワイドの奥行きに1台分の空間をプラスし、計4台の駐車スペースを確保。高い耐候性を持つ屋根を8本の柱がしっかりと支え、様々な空間活用が可能な実用性の高いカーポート。
⑤ LIXIL フーゴR 袖壁 ワイド 縦2連棟セット
サイドからの風雨の吹き込みを軽減する、「フーゴR 袖壁 ワイド」。並列2台用基本タイプを縦に2連結した、4台駐車用タイプ。デザイン面もお家の外観を損なわないやさしいアール型の屋根で、側面からの日差しカットにも効果あります。
「積雪対応」折半屋根4台用カーポート
寒冷地や雪深い地域で暮らしている場合、積雪対応のカーポートは必須となります。積雪対応のカーポートは、50~100cm以上の積雪に耐えられる設計になっています。
⑥ カーポートST 積雪100cm対応 4台用 横連棟 6本柱
屋根がフラットでメリハリのあるデザイン。積雪、耐風圧ともに抜群の安心強度の横並び4台用折半屋根カーポート。安定感のある屋根が、雪や風から車を守ってくれます。
⑦ G1-R 積雪150cm 4台用 間口連結 9本柱
並列2台用カーポート2棟を横に連結した、並列4台用タイプ。近年の異常気象やライフスタイルの変化に対応し、耐積雪量は150cmまでとなっている。「G1-R」という名前にはG-1シリーズ進化系への「Refine」+風や雪に対応する「Resilience(しなやかな強さ)」の意味が籠められている。
「デザイン重視」4台用カーポート
デザイン重視のタイプは、メーカーのフラッグシップモデルであることが多く、最先端の技術と素材が使われています。
⑧ LIXIL カーポートSC 1500 ワイド 縦2連棟セット
基本の並列2台用タイプを縦に2連結することで、4台駐車が可能に。シンプルな美しさで住宅への調和を追求した「カーポートSC」の高強度タイプ。耐風圧強度46m/秒相当、耐積雪強度50cm相当の耐久性を実現。ネジやボルトを見える位置から無くし、雨樋も屋根・柱と一体化したことで美しいシルエットになっている。
⑨ カーポートビームス ワイド奥行2連結(スタンダード)S型 4台用
2台用の基本セットを前後に並べることによって4台駐車が可能になりました。ビームスは一般的なセッパンカーポートとは違い、頑丈さと共にデザイン性も突き詰めて梁のないフルフラット構造。S型は左右どちらかご希望の側面にマット調のポリカーボネート板のサイドパネルが標準装備されている。
カーポート4台用を買って後悔しないために、注意すること
敷地内の圧迫感、日当たりに注意
4台用のカーポートは、通常のカーポートに比べて広い敷地面積を必要とします。そのため、敷地全体をカーポートに占められてしまうと、圧迫感を感じることがあります。また、日当たりが悪くなる可能性もあります。
施工位置の選択には、日当たりや景観を損なわないよう事前の確認が必要です。現地調査やプロに意見を求めることをおすすめします。
柱の位置で導線に影響がでる
4台用のカーポートは、柱の数が多く、その位置によっては日当たりや動線に影響を及ぼす可能性があります。例えば、敷地から駐車場への動線上に柱が設置されていると、車の出入りが不便になるだけでなく、安全性にも影響があります。
特に、4台用の横並びタイプの場合、カーポートの中央に柱が立つことが多いです。そのため、車の配置や使い勝手に影響が出る可能性があります。適切な柱の配置を考慮することで、効率的な車の出入りと日当たりの確保を実現できます。
カーポートを“最安値”で設置するには、複数の見積もりを比較することが必須
カーポートは安いものだと十数万円から数十万円、高いものだと、百万円以上の大きい買い物。
「カーポート設置費用(工事費込み)の相場価格はある」とは言え、ユーザーに渡るまでの【仕入れ価格の違い】はどうしても出てきます。1台用の安いカーポートでも数万円以上の違いが出ます。2台用や1台用でも堅牢な100万円以上の高額なものだと十数万円〜の違いがでてくることも普通にあります。
また、業者により【工事費の違い】もあるので、依頼する業者によって、最終的に数万円の差がでます。
損をしないで、カーポートを設置するには複数社の見積もりを比較ができる「一括見積もり」がおすすめです。
- 地元対応の、複数の外構・エクステリア専門家から役立つアイデア&アドバイスが受けられる
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